ウェッジ選びと使い方

ウェッジ選びをする際にはヘッド形状の丸型や角型の違いやミゾの状態もしっかりとチェックする必要があります。

クラブのヘッドのカタチとミゾの状態の影響も、アプローチショット上達を目指すためには知っておきたいところです。

ヘッドの形状は、大別すれば丸形、角形の2つのタイプに分類できます。丸形は文字通り全体に丸みを帯びた形状のもの。一方の角形はと言えば、特にリーディングがストレートなタイプを指し示します。

「リンクスタイプ」などと呼称されている名器といわれるウェッジ類は角形のタイプが多い傾向がありますが、現状の主流派という点では丸型が圧倒的に多いと思われます。

どうして丸型の人気が高いかというと、丸型のほうがどんなタイプの打ち方にも対応できますし、あらゆる状況において向きを合わせやすい特徴を持つためです。

つまり、いろいろなプレー中に調整しやすいのです。その一方で、角型はと言えば、スクエアに使うときはリーディングエッジがストレートであるため方向を出しやすいメリットがあります。

しかし、オープンスタンスにして少し細工を施そうとするには、使いにくくなってしまうというデメリットもあります。

サンドウェッジのミゾチェック

自動車を運転経験のある人なら、多くの人がミゾのないタイヤでスリップして怖い思いをしたことがあるのではないでしょうか。

路面が濡れていて、ミゾのないタイヤで急ブレーキを踏んでしまうと、車のコントロールが極端に難しくなってしまうのです。

これと同様の現象がゴルフクラブでもいえるということのです。雨の日のゴルフは言うまでもなく、晴れている日でも芝には水分が含まれています。

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そのため、ミゾが減っているとスピン性能が極端に落ちてしまう状態になりやすいのです。

特にサンドウェッジはバンカーで使用することが多いため、ミゾが砂に削られて減りやすいという避けることのできない特徴があります。

定期的にミゾの状態をチェックすることもアプローチショットの上達を目指すには、欠かすことのできないチェック項目だと言えるでしょう。

ウェッジのソールとバンスの重要性

バンスの少ないサンドウェッジではフェースを開くことでバンスが多くなります。まずその前に、バンスとは何かというところからスタートしましょう。

バンスを一言で表現すれば、「リーディングエッジよりもソールの下側の部分がどの程度出っ張っているか」ということになります。

リーディングエッジに比べて、ソールの下部が大きく出っ張っているのがバンスです。ソールの出っ張りが大きいほど「バンスが多い」と表現します。

反対にソールの出っ張りが小さいクラブになるに連れて「バンスが少ない」と表現します。

また、「バンス角」と呼んでいる角度の数字が大きければ大きいほどソールは出っ張ることになって、「バンス角が大きい」つまり「バンスが多い」と言うことになります。

このバンスに関しては、バンカーショットでとても重要となることは皆さん既にご存知かもしれません。その訳は、バンカーショットはボールをダイレクトに打たないショットだからです。

バンスをボールの手前の砂に叩きつけるように打つことで、その際に発生する大量の砂のエクスプロージョン(爆発力)でボールを脱出させるからです。

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そしてバンスが大きければ大きいほど、砂のエクスプロージョンはより大きくなります。

つまり、バンスが大きいほうがバンカーショットには有利だと言っても良いのかもしれません。

しかし、普通のアプローチショットとなると、今度はこのバンスが余計なものになります。地面でソールがはねやすくなってしまいます。

そのため、ダフリやトップのミスショットを誘発してしまうリスクが高まるのです。アプローチショットはソールを滑らせていくスイング方法をとりますから、バンスが少ないほうが有利なのです。

サンドウェッジュはロフトが寝ているので、ボールが上がりやすいという特徴があります。

上がりやすいということは、落下地点のそばにボールを止めやすいということも言えます。

そのため上級者は、アプローチでサンドウェッジを多用する傾向が強いようです。その際バンスが邪魔しないよう、バンスの少ないサンドウェッジを使用しています。

しかし、バンスが少ないともちろんバンカーショットでは不利に働きます。そこで工夫を凝らして、フェースを開いて使う方法をとります。

そうすれば、バンスが少ないサンドウェッジでも、フェースを開くことでバンスが多くなるためです。

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