アドレスを見直す

正確なゴルフスイングをするためには、バランスのとれた正しいアドレスをつくることから始まります。正しいアドレスの姿勢ができているのかもう一度チェックしておきましょう。

最初に直立した形を作ってから、両足を肩幅よりももっと広くします。

そして、両手を腰にあてがいながら、骨盤に角度をつけるようにして、上半身を前傾させてください。このときに軽くヒザを曲げておくのが大切なことです。

両腕は肩からダラリと垂らして、両手を心持ち前に出して、懐に余裕を持たせます。

注意が必要なのは頭の向きがどうなっているかです。下を向いている人が傾向的に多いのですが、頭を下げるとスムーズなターンを妨げてしまいます。

顔を上げた状態にしながら、視線だけを下に向けてボールを見るクセをつけましょう。ボールのセットポジションはドライバーの場合で左足カカトの延長線上にするのがゴルフスイングの基本です。

クラブが短くなるに従って、徐々に内側にずらしていき、7番アイアンになると左足カカトの延長線からボールの大きさで1個半もしくは2個分右に寄せるようにしましょう。

ゴルフスイングで下半身は体の土台となる部分なので安定させる必要がありますので、アドレスからどっしりとした構えをとることが必要です。

クラブをスピーディーにスイングしても体にふらつきがなければ、飛距離も出ますし、方向性も安定する傾向になります。

グリップの仕事は体とクラブをつなぐパイプ役です。そのため、両手を正しく握ることが一番重要です。

その点、スタンスは地面と体をつなぐただ一つの接点であり、やはりバランスよく立つことが重要になります。

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両足をバランスよくセットすることができればアドレスが安定し、クラブがスムーズに振れる基本になります。

スタンスの基本をマスターするには、クラブは7番アイアンで練習するといいでしょう。最初に、両ツマ先を真っ直ぐにして、両足を肩幅よりも少し狭いくらいに広げます。

それから、カカトを支点にして両ツマ先を10度くらい開いた状態にします。つまり、自分から見て、両足が「逆ハ」の字になるように立つわけです。

ドライバーのように長いクラブほどスタンスを広くとって、ショートアイアンなどの短いクラブはスタンスを少し狭くするのが基本です。

そのために大切なのは、体重配分です。つま先寄りやかかとなど前後どちらかに体重が寄ってしまっていると、間違ったスイングプレーンにクラブを上げたり、ダウンスイングで上体が突っ込んだりする元となります。

理想的な体重配分に実現するためには、親指の付け根の拇指丘と土踏まずのちょうど中間にウエートを置いて、左右には均等に体重を乗せましょう。

このとき、足指でしっかりと地面をつかむ感覚を持つと、テークバックスイングで下半身からゴルフスイングをスタートできます。

また、このイメージが湧かないようだと、体全体に必要のない力が入り過ぎて、テークバックしようとしても身体のどこから動かしたらいいのか迷ってしまうことがあります。

結果的に、上半身から動きはじめるようなゴルフスイングの基本からはずれた状態になるので気をつけましょう。

バランスのとれたアドレスをつくろうとする場合、適度な前傾角度を保つことは欠かせないことです。前傾姿勢を整える方法を見直してみましょう。

最初に、両足を肩幅程度の状態に広げて背中を真っ直ぐにして立つことからはじめましょう。

クラブを胸の前で持ってから、両手を先にグリップしておくことが必要です。両手にクラブの重みが感じられるようであれば、両脇の締りも適度なものになるでしょう。

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次に、背中を真っ直ぐ伸ばしたままで、軽くお辞儀する姿勢をとって腰の付け根から上体を折り曲げ、クラブをゆっくり下ろす意識を持ちましょう。

このタイミングではモモの後方の筋肉が伸びている状態ですが、最後に両ヒザを軽く曲げることにより、下半身全体をどっしり構えるように意識します。

腰の付け根から上体を折るイメージがよくわからないようであれば、クラブを股関節に押し当ててみることで、お尻を下げて前傾姿勢をつくる要領がわかるでしょう。

右向きの姿勢になりやすい場合

ゴルフスイングにおいてターゲットに対して目標に対して右向きの姿勢になりやすい人がいるようです。

この場合の基本は、右足、右手のひら、クラブフェースを直角に合わせることです。実際には、左手でクラブを持って構えると目標の右を向くことが容易です。

ゴルフ練習場ならば直線の場所が存在しますが、直線のない自然のゴルフコースの中で、ターゲットラインに対して体を平行にして立つのは意外に難しいことかもしれません。

この場合、左手にクラブを持ったままボールに対して構えをとると、左肩が前に出る形になるので身体がターゲットの右を向きやすくなります。

さらにミスショットを恐れる気持ちが強く働くと、ボールをどんどん中に置くようになります。これでは、クラブフェースが開いて同じくターゲットの右を向く傾向が強くなります。

この場合、ダウンスイングでターゲットの狂いを修正しようとする意識が働いて、外から中へと振り下ろす形になり、カット打ちをしてゴルフスイングを修正するしかない結果を招きます。

ポイントは、右手でクラブを持ち右サイド中心にアドレスすることです。体の向きの狂いを矯正するには、右サイドを中心にしたアドレスに入ることです。

クラブは右手で持ち、右ひじを右わきにつける形を取り、ボールに対してクラブフェースを直角に合わせてください。ターゲットラインに対して直角にします。

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左手のグリップはまだこれからです。左足もまだスタンスの位置までは運びません。とりあえず左足の位置をおおまかにに決めた姿勢にします。このときに右足は体の真正面に向けた形をとります。

その訳は、右足をターゲットラインに対して直角の位置関係に置いているからです。これでクラブフェース、右手のひら、右足の3つのポイントでターゲットに対して直角のイメージかでき上がります。

その後、左手のグリップ、左足のセットをして右足も正確に調整し直して、全体のアドレスを完成に導きましょう。

以上のように体の右サイド主導の目標どりをゴルフスイングの基本にすれば、狙いは今よりも精度が高まります。

目標確認する方法

正しい目標の確認方法は、頭を上げて目標を見るというものではありません。顔だけ回して肩のラインをキープしておくことが大切なところです。

せっかくアドレスで真っすぐ立てたとしても、目標確認の方法で間違ってしまえば結局はミスショットになってしまうでしょう。

これは非常に詰めが甘い残念なことです。多くのアマチュアゴルファーに共通するのは、アドレスした後に目標を確認する際、顔を上げて見るという行為です。

実はこれが間違いの原因になっているのです。このように目標を見直すことによって、身体の前傾角度が変わってしまい、肩のラインが狂う可能性が高くなります。

目線と地面とが水平になるせいで、真っすぐ立っているような錯覚に陥ることも同時にいけないことですが、肩のラインが開いたり閉じたりすることになってしまうのです。

アドレスした後にターゲットを確認する場合は、前傾角度をキープしたまま顔の向きを少しだけ動かすようにしないといけません。

こうすることによって、構えたときの肩のラインをキープしたまま目標確認が可能になるのです。

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