ゴルフスイングの練習方法
自分のイメージと実際のスイングには、とても大きなズレがあることをまず最初に自覚することはどうしても必要になります。
そのため、まず鏡を利用してチェックする方法について説明しておきましょう。可能であれば姿見のように大きい鏡が一番良いのですが、それが難しければドレッサーなどの小さい鏡でも構いません。
ここで全身を映し出してみるところからスタートしましょう。自分では正しくできていると思っていた構え方が既にイメージと完全に違っていることに驚く人も少なくないでしょう。
ゴルフスイングの良し悪しは、大部分がセットアップの段階であるアドレスで決まるといっても言い過ぎではないくらいです。
ボールを打つ前の構え方にほんの少しの微妙な狂いがあっても、スイングに及ぼす影響は大きいのは間違いありません。
これまでやってきて基本動作をもう一度見直すようにして、ひとつひとつのフォームを必ずチェックしてみましょう。
イメージしていた形と実際のフォームのズレは、上級者でも珍しくありません。トーナメント中に突然当たりがおかしくなったと感じることもあるようです。
こんな場合、ゴルフはコース内の売店の窓ガラスやガラス製のドアを利用して構え方やスイングフォームのチェックをしましょう。
また、場合によってはプレーの最中でもゲームに支障が出ない範囲で、太陽を真後ろにして自分の影を地面に映し出すという方法もあります。
トップ・オブ・スイングでのグリップのポジション、フィニッシュの体の向きといったいくつかのチェックができる方法として有効です。
その結果、基本的な部分に何かのミスが見つからないようであれば、原因はスイングのリズムやタイミングにある可能性が高いでしょう。
これがわかれば本来の自分自身のゴルフスイングに修正すればいいのですから、プレーにも自信がみなぎってきて調子が戻ってきます。これはコースでできる大切なポイントです。
ゴルフのトーナメントを観戦した帰りでは、ゴルフスイングが何となくスムーズにできるような気がするとよく言われますが、まさにそう考えて間違いありません。
実際にボールを打つ練習をするよりも結果も伴ってくるはずです。こうした現象はプラスのイメージが目に染みついてことによる効果と言えるでしょう。
プロゴルファーを見ればシャープでスムーズなゴルフスイングをしていますから、そのまま自分の体に焼きついてきたという感じです。
こうした効果をそのまま放置するのはもったいないことです。すぐに練習場へ向かってトレーニングしてみましょう。必ず、良い結果に結びついてくることでしょう。
また、実際のトーナメントを観戦するだけではなく、テレビの中継を見るだけでも同様の効果が期待できます。
当然この効果は、時が過ぎるにつれてあまり期待できなくなります。そのため、感心するようなスイング映像を見たら、早速実行に移すことが重要なことです。
目隠しをしたままボールを打つ
一般的にはやられていませんが、特別な練習法があります。それは目隠しをして実際にボールを打つという方法です。
これは難しいと思うかもしれませんが、少しでも慣れてくれば誰でも割と簡単に必ずできます。ゴルフスイングの基本はクラブを振り抜くことにあります。
ボールを打ちにいくとかインパクトだけを意識するのを避ける意味では、スイングの軌道上にインパクトがあるという感覚をつかむことが必要です。
この点を理解できれば、目隠しをしたままでもボールを正しくヒットできるということになります。
この練習方法の効果としては、雑念が混じらないことにあります。周囲の余計な音が消え去って、頭の中に自分のゴルフスイングをはっきりと思い描けるということです。
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トップ・オブ・スイングの位置がどこにあるかとか、左肩の捻りの度合いがどの程度なのかといったことが本当にわかりやすい方法です。
もちろん、ボールを打つことが難しいようであれば素振りするだけでも充分効果があります。
目隠しをした状態で何度もクラブを振ってみてから、そのあとに目を開いて同じ動作を繰り返してみましょう。きっと効果が実感できるはずです。
トップぎみのスイングでも構わない
ゴルフ初心者のうちは誰もがミスショットで苦しむものです。誰もが経験するのはスライスではないでしょうか。
スライスはボールが右方向にどんどん曲がっていくわけですが、どんなゴルファーも必ず通過しなければならない一つの大きな壁のような存在です。
とは言ってもスライスが出るのも、ゴルフスイングという動作がある程度こなせるようになった段階で起こる現象です。
そのため、最初はボールの手前でダフッたり、もしくはボールの上半分をトップさせてゴロを打つことがほとんどでしょう。
つまり、ボールをスイングの中でとらえるというイメージがまだ完成していないせいで、どうしてもボールそのものを打つ意識が極度に働いてしまうためです。
こうした初歩的なミスショットを見た場合、どちらかと言えばダフリよりもトップぎみのスイングのほうがまだましだと言えます。
いずれもミスショットと言う意味では同じですが、トップぎみのミスショットのほうが体重が乗っていった証拠とも言えるので、腰が引けたせいで起こるダフリより上達が早い可能性が高いでしょう。
ボールを打つ時は意識を集中される
次に、いよいよ実際にボールを打つ段階に移る訳ですが、都市部にあるゴルフの打ち放し練習場は避けましょう。
もちろん、打席から前方のネットまでが50m前後の場所でも練習するという意味では問題ありません。
しかし、どうせ練習するなら広い練習場に出かけたほうが気分的にも爽快でしょう。練習には、誰か別のパートナーと一緒に行った方が良いでしょう。その目的はは相手にボールをティーアップしてもらうためです。
練習場ではただ無闇にボールを打つだけなのは良くないと一般的に言われています。次から次へと打ち続けても効果はないというのがその理由です。
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しかし、むしろ1球でも多くどんどん続けて打ち続けることもある意味では間違いではありません。
その理由は、次から次へとボールを打ち続けることで、スイングする感覚が自然に身体に染みついてくるからです。
自分で1球ずつティーアップして慎重に打つ方法は、かなりの経験を積んでからでも遅くはありません。
ゴルフ初心者の間は、球筋やショッ・トの結果ばかりを気にする必要は全然ありません。トップでダフリでも全く構わないと考えましょう。
20球程度を考える暇もないくらい集中して打ち続けることにはそれなりの意味があります。そして休憩時間を少しとってから再び同じことを繰り返しましょう。
これは、日頃は体を動かすことの少ない人にとっては大変ヘビーな練習だと感じることでしょう。
しかし、このように徹底的に打ち込みを繰り返すことで自然に体力もアップしてくるはずです。
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