バンカーショトの基本のゴルフスイング
グリーン周りのバンカーにつかまってから打つバンカーショット。通常のゴルフスイングとは違った打ち方を要求される場面であり、苦痛を感じる人が少なくありません。
ここではバンカーショトの基本のゴルフスイングについて解説していきましょう。
バンカーショットはゴルフスイングの中でも打ち方さえマスターしてしまえば、それほど難しいものではありません。
クラブはサンドウェッジを使用します。バンカーショットのスイングの基本は、アドレスにあります。
肩幅ちょうどぐらいにスタンスをとります。通常よりゴルフスイングよりも45度ぐらいオープンに開いて、体重は左足寄りに掛けておきます。
そして、クラブのフェースがターゲットに向く程度まで開いてグリップします。それから、ボールがスタンスの左になる位置に構えることも大切です。
足は滑ってしまわないようにバンカーにある程度もぐらせ、ヒザを少し曲げぎみにして体を低く構えるのがポイントです。
以上でアドレスに関しては十分です。
次はいよいよショットの場面です。
一般的に通常のショットと違うポイントは、意識して手首のコックを早めにセットすることにあります。
インパクトの瞬間は、ボールに対しておよそ5cm程度手前を狙ってスイングします。
イメージとしては、砂と一緒にボールを運ぶような感じが大切です。
バンカーの砂がまるで花火がパーンとはじけ散るように打てれば上出来と言えるでしょう。
フォロースルーに関して注意する点は、開いたフェースを返さなことです。フォロースルーが終わったタイミングで、フェースがちょうど真上に向いていることを確認してみることを忘れないようにしましょう。
バンカーショットのスイングの場合、トレーニングに適した場所があまりないことなどから、いきなりのぶっつけ本番になってしまいがちです。
しかし、打ち方をマスターするようになるには、やはり練習が必要でしょう。サンドウェッジを準備して、ゴルフ練習場のマットで練習する程度はこなしておいた方がいいでしょう。
バンカーショットでは、距離を出すことも大切ですが高さも大切になってきます。アゴを越えることができなければ、ボールを脱出させることはかなわないためです。
ボールを高く上げるコツは、クラブを普通にセットしておいて、少し右に倒します。どの程度右に倒すべきかは練習して要領を掴んでください。
ボールを中心に身体を動かしますが、ドライバーショットと同じくらいにスタンスを広げ膝をしっかりと折り曲げて、腰を低くします。
クラブは短くグリップするので、グリップの位置はかなり低目になります。アゴの高さがあるほど、シャフトを右に倒す度合いを大きくして、スタンスの向きもオープンの傾向が強まります。
フェースの開き加減でどれだけクラブを短く持つかが違ってきます。ウエート配分は左足に5.5割、右足に4.5割を目安にします。
バンカーショットは砂をクラブヘッドで叩くという特徴があるため、上から下にヘッドが動きやすい態勢で臨みます。
リストのコックを生かしてサンドウェッジを持ち上げたら、ボール1個分手前にヘッドを下ろす要領です。フィニッシュまでしっかりと振り切ることを心がけましょう。
バンカーショットはアウトサイド・インか
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オープンスタンスの向きに沿ってパターを振ればアウトサイド・インの軌道になることを言いします。スタンスに沿って振り抜くということをもう少し掘り下げてみたいと思います。
バンカーショットではアウトサイド・インのカット軌道で打つのが正しいという話を聞いたことのある人も少なくないかと思います。
もちろん、バンカーショットではアウトサイド・インの軌道で打つのが正解です。しかしこの意味を取り違えている人も多くいて、その間違いのせいでバンカーが上達できない人が多いという事実もあります。
この点に関して説明を加えると、アウトサイド・インに振ろうとして、無理にアウトサイド側にテークバックして、フォロースルーで無理にイン側に振ってしまっているという意味です。
しかし、無理に外側や内側に振ってしまえば、どうしても身体が左右上下に動いてしまうことになります。その結果として、正確にボールにヘッドが当たらなくなってしまうのです。
本来、無理にアウトサイド・インの軌道でスイングする必要性はどこにもありません。スタンスの向きに沿って振るだけで、自然にアウトサイド・インの軌道になるのです。
スタンスはあらかじめかなりオープンスタンスの状態を作り上げているわけですから、このスタンスに沿って振るということだけで、目標方向を支点にして考えれば十分にアウトサイド・インの軌道ができているのです。
左脚体重でスイングする
ウエートシフトをおこなわないで左脚を軸にしてスイングすることがバンカーショットでは重要なことになります。
まず左脚体重についてですが。左脚7対右脚3くらいの割合にして構えます。そして、左脚体重を維持したままスイングするわけです。
そうすることによって、左脚を軸にしてスイングすることが当然可能になります。左脚が軸になっているために、身体のブレを抑える効果があるのです。
フィニッシュで左サイドにしっかりと振り切っていくためは、右脚よりも左脚を軸にしたほうがうまくいくでしょう。
ウエートシフトは、ほとんどおこなわないで構いません。左脚を中心に身体をクルッとターンさせるイメージです。テークバックで体重が右脚に移ってしまでば、軸ブレの原因となることが予想されます。
ボールのセット位置に関して
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バンカーは砂という非常に不安定な足場であるため、足場をしっかりと固定するために両足を砂に埋め込むようにしてアドレスする必要があります。
特にこの場合の軸脚となる左足はしっかりと埋め込むことにしましょう。
砂の上で足を左右に回転させて、グリグリと押し込むようにして、しっかりと埋め込むことが可能になります。
グリップは通常よりも短く握るようにしましょう。おおよそですが、2~3cm短めに握る感覚です。
短く握ったほうがサンドウェッジの操作が容易になるからです。また、足を砂に埋め込むので、埋め込んだ分だけ微調整する意味も含まれています。
クラブフェースは目標方向にしっかりと向けることは他の場合と同様です。「オープンスタンスに構えて、スタンスの方向に振る」ということが意味するものは、左に振り抜いていくということです。
そのため、どうしてもボールが左に飛んでいってしまうような気持ちになるでしょうが、フェース面を目標に向けて構えることができていれば、左に振り抜いてもボールは目標に狙い通りに飛んでいくので心配いりません。
グリップはボールの真上にくるように構えるのが基本です。バンカーショットではハンドファーストにはしません。
その理由としては、ハンドファーストにするということは、ロフトが立つということにつながるからです。これでは、バンスを思い通りに生かせないことになってしまうのです。
せっかくフェースを開いてバンスを使いやすくしたのが、意味をなさなくなってしまうわけです。
左足カカト延長線上にボールをセットする意味も、バンスを使いやすくする目的があります。左に寄せた位置のほうが、クラブフェースがより開いた状態でインパクトできます。
しびため、バンスが有効に使えるようになるのです。このような構え方がしっかりとできてさえいれば、もう脱出のための準備はほとんど完成したといっても過言ではありません。
ボールを無理に上げようとすると、脱出できないという最悪の結果を招く危険性が高くなります。クラブフェースを開いて構えているわけですなのでm普通に打つだけで十分ボールは高く上がります。
いかに正確な位置にクラブヘッドを打ち込むかがバンカーショットのポイントであると認識しましょう。
バンカーショットのまとめ
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バンカーショットではサンドウェッジを使いますが、ボールを直接打たない唯一のゴルフスイングなので慣れないうちは緊張することも多いでしょう。
この場合、ボールの周囲の砂をいかにしてターゲット方向に飛ばすかを意識することでバンカーからの脱出をはかります。
砂地は足場が不安定なのが不安材料ですから、通常のスタンスから両足の幅を広げて重心を低くし、下半身を安定させることが重要なのです。
腰を低く落とした姿勢で構えておくことで、ダウンスイングの軌道が緩やかすることができて、クラブがスムーズに振り抜けるでしょう。
肩や腰、スタンスはターゲットラインに対して平行にしますが、クラブフェースは必ずオープンです。
フェースを開く理由は、リーディングエッジが砂に深く入ってしまうミスを未然に防止して、ボールの周囲にある砂を薄く取って、スムーズな振り抜きにするためです。
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