林や木の中からのゴルフスイング

ゴルフというスポーツは元来、自然の中で行うものです。そのため、さまざまなトラブルに出会うことはある意味当然のことです。

林の中へゴルフボールを打ち込んでしまうミスショットなどを完全に無くすことは無理なことでしょう。

林の中に打ち込んでしまった場合は慌てず、確実にフェアウェイにボールを出すことを意識しましょう。

最初に林の中に入ってしまったボールの真後ろに立ってみて、ボールをどんな方法で出せばいいかを検討してみます。

高く打ち出して木の上を越して出すか、枝の下を通して出すかと言った具合に、ボールをどこに通して出すのかを選びます。そして、この時の弾道イメージを頭の中で作り上げます。

ただし、高いボールを打ち出して木を越えて出したり、木と木の間の狭い空間を狙って出すのは、うまくいけば拍手喝采ですが、アマチュアの場合は成功する確率はとても低いといえるでしょう。

ひとつのミスショットが新たなミスショットをよび、いつまでたっても脱出できないなどという苦い経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。

実はこうしたトラブルのケースでは低い球筋で枝の下を通す方が賢明な選択ともいえるでしょう。

この場合どんなクラブを選択するかですが、使用するクラブは思い切って5番アイアンや6番アイアンといった、ロフトの立ったものがお勧めできます。

この場合のゴルフスイングの基本はグリップを短めに握って構えて、ボールは通常より右足寄りになるようにスタンスをとります。

アドレスから左足に体重をのせて、ハンドファーストを保ったまま、上から打ち込む要領でインパクトまでもっていきます。

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フォローは低く出しすように心がけ、インパクト後にはすぐに顔を上げないことがポイントです。

林からの脱出を目指すには、まっすぐに打ち出すことが基本中の基本です。

そのため、目標方向のだいたい1メートル先くらいに何かの目印を自分なりに決め、その目印に向かって体の向きやフェースを合わせるようにしてスイングするといいでしょう。

何よりも林から脱出することが最優先です。

木々の間が狭い場合には、一打損をする覚悟で前にスペースがある横の位置にちょこんと打ち出すのも勇気が要りますが正しい決断になることもあります。

林からのゴルフスイング

林からのゴルフスイングの基本は広いエリアを選んで安全確実に脱出するを第一に考えることです。

自分の技術レベルを日頃から把握しておいて無理な選択をせずに、確実な脱出ルートを選定することが基本です。

林にボールを打ち込んでしまうこともあるでしょう。この場合、一歩脱出法を間違えると、大叩きにつながる危険性が高いです。

自分の実力を過信し過ぎて、無理に木と木の狭いスペースを通そうとしても、ボールが木に当たって、もっと脱出困難な状況に陥る危険性があります。

100を切るか切らないかぐらいのレベルのゴルファーならば、グリーン方向を狙うことばかり考えずに、たとえ方向が逆になっても木と木の間が広くなっているところを探して打つことを考えましょう。

いったんフェアウェーにボールを出すことで、次のショットでグリーンを狙いやすくする作戦が、結果的にスコアを大きく崩さすに済むのです。

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自分の弾道を確実に把握しているゴルファーであれば、狭いスペースを狙うだけでなく、枝と枝の間を狙っても構わないでしょう。

ただし、注意すべきポイントはボールを上げるのではなく、低い弾道でボールを転がした方が、狙った場所にボールをうまく打ち出せます。

林からの脱出のゴルフスイングは、どちらにしても、次の1打をいかに打ちやすい場所に出すかがポイントですから、くれぐれもギャンブル性の高いショットは避けましょう。

林から脱出させるときは、できるだけ低いボールを打つと書きましたが、スタンスをフルスイングする時のように広くとる必要はありません。

肩幅よりも狭めで構いません。ボールを右足寄りに置いて、体重を左足に多めにかけて、ハンドファーストに構えてください。

スイングの最中ではこのフォームを崩さないようにして目線を低くし、アドレス時の左足体重のままでボールを打ち出します。

インパクトの形を想定して構え、その体勢を維持したままでスイングするのです。

ランニングアプローチを試みる際の要領ですが、フォロースルーでクラブヘッドを真っ直ぐ出そうとすると左脇が開いてしまい、正確にボールをとらえられないので注意が必要です。

ランニングアプローチではロフトが大きなクラブを使うと、ボールが予想以上に高く上がってしまい木の枝に当たる可能性も出てきます。

そのため、ランニングアプローチでよく使われる7番アイアンは使用しないほうが良いでしょう。

もっとロフト角の小さい4番アイアン程度を使うことを勧めます。4番アイアンは枝の下から低いボールで脱出し、グリーンの近くまで運ぶ目的には適したゴルフクラブです。

アプローチショットのゴルフスイングの基本的な要領は、左体重のハンドファーストであることをもう一度付け加えておきます。

林越えのゴルフスイング

林にボールを打ち込まないで済めば、それに越したことはありません。林の中からのゴルフスイングともなると上述したように面倒なことが大幅に増加するからです。

林に入れないコース攻略方法をマスターすることも実戦では大変重要なことだと言えるでしょう。

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林越えを狙うゴルフスイングではグリップよりヘッドを先行させるハンドレートに構え、左に振り抜くのがコツです。

この場合、ボールを左足寄りの位置に置き、右足体重でスイングすると良いでしょう。実践的なゴルフスイングの基本としてマスターしましょう。

ティショットで大きく曲げてしまい、隣のホールにまでボールがいくと、次のショットが林越えになるケースが想定されます。実戦で経験することも少なくありません。

ボールのライの状況がよければ、高いボールを打つことが可能になりますが、状況判断を誤らないように注意が必要です。

たとえば、ピンまで残り150ヤードあるケースでは、グリーンオンするには、5~6番アイアンで丁度良いというゴルファーが多いことでしょう。

しかしながら、ボールが十分な高さまで上がらず、林を越えるケースも考えられます。

そんな場合は、距離を多少犠牲にすることになりますが、ボールが高く上がりやすいPW(ピッチングウェッジ)かSW(サンドウェッジ)を選択して、確実にフェアウェーに戻すゴルフをするべきでしょう。

ウェッジでもグリーンに届く距離範囲であれば、積極的に高いボールでグリーンを直接攻めるのも良いでしょう。

ボールを高く上げたいショットの場合は、目線を林の上に設定します。ボールを通常よりも左足側にセッティングします。スタンスはややオープン気味にして、体重は右足に多めに乗せます。

クラブヘッドが両手よりも目線に近づくハンドレートの形で構えましょう。それから、アドレスの右足体重のままでスイングします。

くれぐれもヘッドアップしないように注意しましょう。ゴルフスイングの基本ができている上で、上記の注意を守れば林越えのシーンは恐れることはありません。

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