ドライバーの正しい選び方

ゴルフをする上で、アドレスやスイング、テークバックなど、一連のゴルフスイングの基本の打ち方を習得することはとてもに大切です。

しかし、自分に合った道具(ゴルフクラブ)を選ぶことも重要です。ここではドライバーを中心にゴルフクラブの選び方を解説します。

ゴルフクラブは個人によって合うものが違います。もしも自分に合わないドライバーでゴルフスイングの基本をマスターしようとすると上達するものもしなくなってしまいます。

ドライバーを選ぶときのチェックポイントは、基本的に3点です。

まず、クラブの重量や長さです。

おススメなのは、特に初心者の場合は軽めのクラブよりもちょっと重めのクラブを選択するようにしましょう。

重めのドライバーを使うことによって、しっかりとしたゴルフスイングの基本を身につけることができます。

それから、人よりパワーや体力に自信がある人は自分に見合った重めのドライバーを選んでも良いでしょう。

それから、ドライバーのクラブヘッドですが、いろいろな形状があります。三角形はもちろんのことですが四角形や五角形のクラブまで色々あります。

特に初心者がドライバーを選ぶ場合は、ヘッドが大きく「高慣性モーメント」のドライバーを選ぶことがおすすめです。

その理由としては、ドライバーヘッドが大きければスイングするときに安心感がありますし、高慣性モーメントのドライバーであれば、仮にヘッドの端にボールが当たってもミスショットにならず真っすぐに飛ぶ確率が増します。

反対に、ゴルフ上級者の場合には、初心者のように方向性や確実性に重点を置いたドライバーの選択よりも、飛距離などの操作性に重点を置くケースもあります。

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この場合、少し小さめのヘッドのドライバーの方がいいでしょう。

最後に、ドライバーのヘッドには、ボールを上に上がりやすくするため、「ロフト」と呼ばれる角度がついています。

このロフトは、初心者の場合だと10度~12度くらいがおススメです。10度以下になってしまうとボールが上がりにくくなります。

こうしたドライバーを使ってボールを上に上げようとしてスイングする場合、ゴルフスイングの基本からはずれた変な癖がついてしまいますから、ロフトの角度もとても重要なものだと認識しておきましょう。

ドライバークラブの選定の際に基準のひとつとなるのはヘッドスピードです。ドライバーショットのヘッドスピードは、アベレージの男性ゴルファーの平均で40メートル/秒前後といわれています。

男子プロの場合は50メートル/秒近くのスピードであるため、クラブの重量は重めにしてシャフトの硬度は硬いものにしているようです。また、、ロフト角も8~9度と少なめなのが特徴です。

アマチュアの男性が男子プロと同じドライバーを手にするとかなり重く感じられて、ボールが十分に上がりません。

また、シャフトのしなりも有効に使えないため、右にばかり飛ぶという結果となります。

ドライバーを選ぶ際には、素振りをしてみてシャフトのしなり具合やスムーズな振り抜き状態が手に伝わる重量やシャフト硬度をチェックしましょう。

次には、実際にボールを打ってみて十分な高さまで上がるドライバーを選択しましょう。

フェアウエイウッドにも関しても同様ですが、3番ウッドはどちらかといえば難しいので、5番ウッドから徐々に慣れていくほうが良いでしょう。

ドライバーの販売戦略

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当前のことですがゴルフというスポーツはクラブを使ってボールを打つわけです。

このクラブがゴルフには非常に大切なことは言うまでもないことです。

「上手い人はゴルフクラブを選ばない」、「どんなゴルフクラブで打っても同じように飛ぶ」などと考えるのは大きな間違いです。

本当にドライバーの飛距離アップを目指したいならまずドライバーを見直すことが一番の近道と言えるのです。

ドライバーを新規に購入しようとする時、何を基準に選ぶのかを考えてみましょう。構えた時の顔(クラブヘッドの見え方)や、ネットでの口コミ等いくつかのものがあるでしょう。

しかし、かなり大きな影響を与えているものとして、クラブメーカーがつけるそのドライバーのキャッチコピーがあるでしょう。

「低スピン」や「つかまりがいい」といった言葉や「高慣性モーメント」といった言葉がクラブメーカーの中で流行しました。

実は、このキャッチコピーには大きな落とし穴が待ち構えています。もちろん、これらがどれも嘘だといっているわけではありません。

ほとんどケースでは自社クラブと比較した上での表現ですから間違いではないのです。「落とし穴」と表現したのは、どんなゴルファーに対して開発したクラブなのかが明確にされていないという点です。

さらに「飛ぶ」とか「○○ヤード飛距離アップ」などの言葉で表現されているケースもあります。

クラブメーカーとしては新製品の良さをアピールしたいのが狙いですから、そのクラブの長所を強調するのは当然です。

いかに優れている点を伝えるかという点に重点が置かれているわけです。しかしながら、その長所がどんなゴルファーに適合するとは限りません。

仲間の中にドライバーを替えてから急に飛びだしたので同じドライバーを購入したら自分には何も効果がなかったなどと言う話を見たり聞いたりしたことがあるでしょう。

ルール改正によりフェースの反発に規制が加わった現在では、より効果の高いドライバーを作るために、オールマイティの設計では大幅な飛距離アップは望めません。

そのため、各クラブメーカーは、効果が期待できる対象ゴルファーを絞り込んだクラブ開発を優先する姿勢を以前よりも明確にとるようになってきています。

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ゴルフスイングは人それぞれの個性が合って十人十色とも言える代物です。

ボールを潰すようなスイングをするダウンブロータイプもいれば、すくい上げるように打つアッパーブローのタイプ、スライスが多くなるアウトサイドイン軌道のタイプ、逆にフックが出るインサイドアウト軌道のタイプ・・・。

たとえ見た目の違いはほとんど感じなくても、何もかも同じゴルファーはどこにもいません。そうした状況下でクラブメーカーは、各社ごとにゴルファーを調査、分析を行って対象とすべきゴルファー層を絞り込んでいます。

その対象者に合ったドライバーを開発しているわけです。つまり、たとえ最新ドライバーでも、クラブメーカーが対象としたゴルファーでなければ本来の効果が引き出せなくなる可能性が高いとも言えるわけです。

キャッチコピーだけを鵜呑みにして購入してしまえば、これまで使用してきたドライバーより飛距離が出なくなったということも大いにあるのです。

さらに、待ち構えている落とし穴として、キャッチコピーの「刷り込み効果」があるでしょう。クラブメーカーは新製品を認知してもらおうとして、ゴルフ雑誌やテレビCM等で繰り返し宣伝しています。

何度も同じ情報を視覚や聴覚から受けると人間は潜在的に頭にそのイメージが残り、やがて記憶されていくことになります。

しかし、この際にキャッチコピーに「低スピンで飛ぶ」といった具体的な表現が含まれていると、間違いを犯す可能性が高くなります。

これはクラブメーカーとしては、そのドライバーの特長的な性能を訴求する目的にこうした表現をするわけですが、自社のドライバーや、独自で入手したデータを元にして、効果的な技術や性能を表現しているのです。

しかしながら、あまり深く意識せずにこの表現だけを見たり、聞いたりしているうちに「低スピンで飛ぶ」というポイントだけが記憶に残り、低スピンになれば誰でも飛ぶようになると錯覚してしまうことが起きるのです。

ドライバーを選ぶ上でもっとも重要な点は、自分のスイングに一番マッチするドライバーを選ぶことです。

「弘法筆を選ばず」と言う言葉はことドライバーに対しては絶対に当てはまりませんし、飛距離も出ません。

まずはこれを理解しておく必要があります。ゴルフの上級者や飛距離の出る人ほど自分のゴルフスイングを理解していて、そのスイングを生かせるドライバーがどんなものかをわかっているのです。

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